ウクライナ避難民受け入れ 佐世保に4人到着 市が独自の募金箱設置

 長崎県佐世保市は7日、ロシアの軍事侵攻に伴うウクライナからの避難民4人が市内に到着し、生活を始めたと明らかにした。避難民が同市に入るのは初めて。
 同市によると、避難民は同市のハウステンボス(HTB)で活動するボーカルユニット「マキシマム」のメンバー、パシコウスキー・アレクさん(36)の母(59)と姉(39)、姉の息子(16)と娘(8)の4人。
 ウクライナの首都キーウ(キエフ)から南西約200キロにあるヴィーンヌィツャから避難。空路で4日に東京に入り、5日に長崎空港に到着した。当面はアレクさんの自宅で暮らす。今後、HTB近くにある長崎日本語学院が、日本語教育をサポートする。
 同市は市内の避難民を支援するため、8日から支所などに独自の募金箱を設置するほか、口座振り込みの寄付を受け付ける。振込先は、十八親和銀行佐世保市役所支店、口座番号「3036514」、口座名義「佐世保市ウクライナ避難民支援寄附金」。


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