佐世保市がプレミアム商品券発行へ 新たに電子アプリ導入 市議会に提案

 長崎県佐世保市は7日、新型コロナウイルス禍の経済対策として、プレミアム付き商品券を紙と電子アプリで発行する事業などを盛り込んだ総額約12億6200万円の本年度一般会計補正予算案を発表した。14日開会予定の定例市議会に提案する。
 新型コロナの経済対策の総額は7事業の約10億6300万円。コロナ禍で2回目となるプレミアム付き商品券は、新たに電子アプリを導入する。市民の消費喚起を図り、事業者支援につなげる。1セット6千円分を5千円で販売し、プレミアム分は20%。15%だった前回よりお得感が増す。利用できる店舗は市内の飲食店や小売店など約1300店舗を見込む。10月販売開始を予定している。
 このほかの経済対策は▽市発行の冊子に掲載された店の利用でお得に飲食できる事業▽厳しい事業環境が続く製造業や卸売業の販路拡大を支援する事業▽農業水産資材の価格高騰対策事業-など。会見した朝長則男市長は「きめ細かな対策を速やかに行う。さらなる経済回復に向け反転攻勢をかける」と述べた。
 市議会の議会運営委員会は7日、定例会の会期を14~30日までの17日間とすることを申し合わせた。一般質問は20~22日。


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