岡山県は9日、新型コロナウイルスワクチンの県内接種状況について、5~11歳の2回目接種率は6日現在、13.1%と明らかにした。他の年代より低く、副反応を懸念する保護者の慎重姿勢が影響しているとみられる。
この日の県議会本会議で一般質問に対して説明した。県によると、5~11歳の接種は3月にスタートし、今月6日までに対象者11万5386人のうち、1万5102人が小児用ファイザー製で2回目を接種している。
同じ6日現在で他の年代の3回目接種率を見ると、12~19歳22.9%▽20代41.6%▽30代43.1%▽40代52.8%▽50代70.8%▽60~64歳78.1%―など。いずれも5~12歳の2回目より高い割合となっている。
県ワクチン対策室は「小児も発症予防効果が期待できる。専門窓口で相談に応じるとともに副反応などの情報提供を行い、安心して接種できる環境整備に努めたい」としている。