高梁市は9日、市民1人から8千万円の寄付があったと明らかにした。寄付者の意向を受け、こども基金を創設して青少年らの健全育成に活用していく。
市によると、市民から昨年12月、「子どものために使ってほしい」と申し出があり、5月に市の銀行口座に振り込まれた。市は「寄付者は匿名を強く望んでいる」として、年齢や性別、職業も明らかにしていない。
市は基金の設置条例案をこの日開会した6月定例市議会に提案した。今後、具体的な活用方法を協議する。
近藤隆則市長は「大変ありがたい。子どもたちの健やかな成長のため大切に使う」と話している。