那須ブラーゼン初の栄誉 国交省の「自転車活用推進功績者」に

表彰状を手にする若杉社長(右)と谷主将

 【那須塩原】主に県北地域で活動する自転車プロロードレースチーム「那須ブラーゼン」はこのほど、国土交通省が表彰する「2022年度自転車活用推進功績者」に初選出された。県内では3年連続、3団体目の受賞。自転車安全教室や自転車を活用した宅配サービスの実施など、積極的な地域貢献が評価された。

 同表彰は、自転車を活用した地域の活性化や環境改善などで顕著な功績があった個人、団体に贈られる。本県では、自転車プロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」などが受賞している。

 那須ブラーゼンは12年に発足。競技活動の傍ら、地元の小中学校などで自転車安全教室を毎年開催し、その回数は250回を超えている。新型コロナウイルス感染拡大後は経済的に厳しい家庭などを支援しようと、選手らが自転車で食事を届けるサービスを始めた。

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