障害を持っていても、車椅子に乗っていても関係無い!クッキーやケーキ…座談会でお菓子作り【吉田詩織のHappy車いすライフ】

2022年も気づけば6月になっちゃいましたね。

今年の抱負は「Happy車いすライフ」の更新を増やすことです。打つのが大変なので、代わりに私の言葉を打ってくれる方がいればもう少し頻度をあげれるかも知れません…代筆者大募集中です!

大雪が無事に?終わり…まだまだ続く新型コロナに気をつけながら新しい取り組みを始めました。その取り組みは、週1回ほど近所の方と座談会(のようなようなもの)を開くことです。

先程書いたように、まだまだコロナ禍が続いています。(あー!!県外行きたい!笑) なので、参加者は1回当たり2~3人程度に抑えて、換気はもちろん、マスク着用で部屋の中でもソーシャルディスタンスを取りながら行っています。ご近所さんの年齢層は60代から80代の方が多く、私のことを孫のように可愛がって下さる方ばかりです。

そんな座談会では最近あったことを話したり、ご近所さんの若い頃の話や今流行っていることを私が伝えたり、話題は耐えません♡時々…ご近所さんが「しおりちゃーん!ちょっと台所貸してー」と言って急遽お菓子作りが始まる事もあります。

私自身、学校で調理実習の経験はあるものの自宅で作ったお菓子と言えばバレンタインで1、2回ぐらいなのでとっても新鮮♪メニューはご近所さんの思いつきでクッキー作ったり、ケーキを焼いたりします。私は材料を混ぜたり、味見をしたり、少しお手伝いをさせてもらってます!

誰かと会う度に「こんにちは〜!」から始まり、「どこ行くのー?」「おかえり〜」と、私が障害を持っていて車椅子に乗っていても1人の人間として自然にみんな接してくれます。その自然体な感じが私にとってはすごくありがたいですし、嬉しいし、心地よいです。

先日、ご近所さんに「いつも本当に楽しい時間をありがとう」と伝えると、「私も家で1人でお菓子作っても楽しくないのよ。こちらこそありがとう」と言われ、こういう雰囲気って素敵だなと思いました。車椅子だから可哀想とか手伝ってあげたとか見返りを求めるのではなく、お互いWIN WINの関係がいいです!

こうして仲良くなれた人とお喋りしてると、自然にお菓子を作り始めたり、お菓子を食べさせてくれたり。障害あるなしに関係なく自然体なんですよね。自分が自分らしく居られて、ちゃんと存在意義を感じられる場所で、週1回の集まりが楽しくて仕方ないです。

コロナがもう少し落ち着いたら、週1から週2に増やせたらと考えています(^^)こんな感じで普段から交流する事で、私がいることをわかってもらえるし、なにかあったときに助けて貰えるからありがたいです。こんな風に助けあえる社会になれば良いな!

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幼いころに高熱が続き、脳性まひと診断された30代女性によるコラム。福井県内で一人暮らしをしている吉田詩織さんが、車椅子を利用しながら過ごす毎日や、その中で感じたことをお伝えします。

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