保護猫譲渡会とマルシェでPR 「にゃんこフェス」 大村のNPOが初イベント

保護猫の譲渡会やマルシェなどが開かれている「にゃんこフェス」=大村市、プラザおおむら

 飼育頭数が多過ぎて適切な世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」の状態などにあったネコの保護に取り組むNPO法人「アニマルレスキューハッピーりぼん」(田崎直美代表理事)は11日、長崎県大村市本町のプラザおおむらで、保護猫の譲渡会やPRをする初のイベント「にゃんこフェス」を開いた。12日まで。
 ハッピーりぼんは市内のシェルターで約45匹を保護しており、毎月譲渡会を開いている。保護猫に関心を持ってもらい、より多くの猫と飼い主をつなげようとイベントを企画した。
 譲渡会には子猫から成猫まで約20匹が参加。ネコのコスプレをした田崎代表理事やスタッフが、来場者にそれぞれのネコの特徴を説明していた。会場では手作りのネコのおもちゃやネコをモチーフにしたパンや雑貨、アクセサリーなどが並ぶマルシェもあり、多くの家族連れでにぎわった。
 12日の開場時間は午前11時~午後4時。マルシェの売り上げの一部は、ネコの保護活動や野良猫の不妊手術費用に充てられる。田崎代表理事は「市民全体で殺処分の対象となるネコをゼロにしたい。正しい知識を身に付け、意識を変えるきっかけになれば」と来場を呼びかけた。

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