「させぼシーサイドフェスティバル」 3年ぶり通常開催 9月10、11日

「ワイド花火」などを企画する「させぼシーサイドフェスティバル」をPRする実行委メンバー=佐世保市役所

 長崎県佐世保の夏の風物詩「させぼシーサイドフェスティバル」は9月10、11の両日、佐世保市椎木町の市総合グラウンドをメイン会場に開かれる。一昨年、昨年は新型コロナウイルスの影響で、花火の打ち上げだけだったが、3年ぶりに通常規模で実施。趣向を凝らした花火やスポーツなどのイベントを企画している。
 実行委主催。18回目の今年のテーマは「みんなdeシーフェス・させぼde最高の笑顔を」。例年の会場はJR佐世保駅みなと口広場だったが、西九州自動車道4車線化工事の関係で、会場を変更した。
 目玉の花火は11日午後8時から開始。相浦川沿いの数百メートルを使ったエリアで「ワイド花火」と銘打ち、約2500発を打ち上げる。
 フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の大会を初開催。ボウリングのようなピンを目がけ棒を投げて得点を競う競技で、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん率いる日本代表チームを招く。プールでの水上綱引き大会も企画し、参加者を募っていく。
 約60店が並ぶ縁日コーナーやステージイベントも実施。10日には「させぼ観光大使」の選彰式がある。松石智宏実行委員長は「感染対策をしながら、コロナで疲弊した心をヒートアップさせてほしい」と話している。


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