広島県企業の景況感 3ヶ月ぶり悪化

5月の県内企業の景況感は3ヶ月ぶりに悪化したことが、民間の信用調査会社のまとめでわかりました。

帝国データバンク広島支店が、県内249社からの回答をまとめました。

5月の景況感を示す指数=景気DIは、前の月から0・5ポイント下がって39・4となり、3ヶ月ぶりに悪化しました。

景気DIが40を下回るのは4ヶ月連続です。

業界別で「製造」は自動車関連が原材料価格の高騰や部品不足などの影響で悪化したものの、食品、化学が上向いたため改善しました。

燃料価格の高騰が続く「運輸・倉庫」は横ばいでしたが、「建設」が悪化したことで全体を押し下げました。

帝国データバンクは「新型コロナの影響が緩和され、国内景気の回復が期待される一方、インフレ圧力がさらに強まれば生産・消費が落ち込むリスクがあり、先行きは一進一退の状況が続きそうだ」としています。

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