介助者 声かけ大切 八代中で車いす、アイマスク体験

車いす体験を通じ介助者の声かけの大切さなどを学ぶ八代中の生徒ら

 国富町の八代中(崎田一郎校長、67人)で10日、介護福祉体験学習があった。3年生19人が車いす試乗やアイマスクを付けた状態での移動などを体験し、高齢者や障害者のサポート方法などを学んだ。
 町社会福祉協議会の職員3人が講師を務め、生徒は2人1組になって車いすに試乗。介助役の生徒のサポートを受けながらマットの上を通行したほか、自ら車いすを操って高さ1センチの木の棒などが設置されたコースを走行した。
 アイマスク体験では、介助役の生徒の誘導でアイマスクを着けた生徒が狭い通路などを歩行。階段を上ったり、イスに座ったりしながら、介助者の声かけの大切さを実感していた。
 境谷真幸さん(14)は「アイマスク体験では全く前が見えず、どこに障害物があるのか分からなくて怖かった。車いすも体験し、介助者の声かけが大事だと分かった」と話していた。

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