生活保護を不正受給…以前あった収入を隠していた男逮捕「生活保護だけでは生活費が足りない」今は無職に

大宮東署=さいたま市見沼区風渡野

 生活保護費を不正受給したとして、埼玉県警大宮東署は13日、詐欺の疑いで千葉市中央区道場北2丁目、無職の男(47)を逮捕した。

 逮捕容疑は、さいたま市見沼福祉事務所に虚偽の内容を記載した収入申告書を提出するなどして、2017年8月から18年7月までの間、12回にわたり生活保護費計約153万円をだまし取った疑い。

 同署によると、男は同時期に食品製造工場に勤務して計223万2099円の収入を得ていたが、それを隠して生活保護費を申請していた。市の調査で不正が発覚。

 男は「生活保護費だけでは生活費が足りなかったため、仕事をして収入を得ていたことを申告していませんでした」と容疑を認めている。

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