栃木県内有数のブドウ産地として知られる栃木県栃木市南部で、ハウス栽培のブドウが出荷の最盛期を迎えている。
巨峰とシャインマスカットを栽培する同市岩舟町静、農業栃木正行(とちぎまさひで)さん(55)方では、直径3センチほどに実った深紫と黄緑の実がブドウ棚で鈴なりに。今年は春先に晴れた日が続いた影響で、例年よりも甘くて大きい実が育っているという。
15日も早朝から作業を始め、一房ずつ丁寧に約200キロ分を収穫した。首都圏方面に出荷するほか、市内の直売所でも販売する。栃木さんは「岩舟地区自慢のブドウをぜひ味わっていただければ」と話した。今後は露地栽培の収穫も始まり、9月末ごろまで作業が続くという。