汚職容疑のブラッターとプラティニ 検察が執行猶予付き懲役20ヶ月を求刑

 検察は、国際サッカー連盟(FIFA)ゼップ・ブラッター前会長とミシェル・プラティニ副会長に、執行猶予付き懲役20ヶ月を求刑した。

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 ブラッター氏とプラティニ氏は、2011年に200万スイスフラン(約2億7400万円)の授受を不正に行ったとしてスイス当局が起訴。2015年にはFIFAから200万ドル(約2億円)を不正に受け取ったとしてサッカー関連の活動を4年間禁止、さらにFIFAワールドカップのカタール開催決定の際には投票で収賄疑惑が掛けられていた。

 現在はサッカー界から追放されている二人だが、裁判所に出廷したプラティニは容疑を否定。「心は穏やかで、自信に満ちている。今夏の検察官の起訴状は何の根拠もない。裁判の論戦で、この刑事手続は存在する理由がないと証明された」と主張している。裁判は6月22日に終了し、判決は7月8日に言い渡される予定だ。

ブラッター氏とプラティニ氏に20ヶ月の求刑 Photo Martin Rose

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