東京・あきる野市議会 村木市長への不信任案が可決

6月16日に行われた東京・あきる野市の市議会で市長に対する不信任案が提出され、賛成多数で可決されました。今後、市長は辞職か議会の解散を選択することになります。

この日、あきる野市議会本会議で、市政史上初めて市長への不信任決議案が提出されました。不信任案を出された村木英幸市長と市議会の対立のきっかけは、市内への新たな介護老人福祉施設の建設でした。

市が福祉施設を建てる場合、事前に議会での議決が必要ですが、市長はこれまで「事業計画はすでに市民に承認されている」などと主張して、議案として議会に提出していませんでした。これに対して議会側は「十分な説明もなく建設を進めている」として反対し、市長の不信任決議案の提出に至りました。採決の結果、不信任決議案は賛成20、反対1で可決されました。

市長は「体調不良」として議会を後にし、コメントを発表しました。村木市長はコメントの中で「私が推し進める政策に議会が理解していただけなかったことは大変残念。不信任は重く受け止めていますが、納得できるものではございません」と記しています。

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