映画『エルヴィス』サントラより、エミネムとシーロー・グリーンのコラボ曲が解禁

Eminem - Photo: Rob Carr/Getty Images

日本では7月1日に劇場公開予定の映画『エルヴィス』のサウンドトラック より、エミネム(Eminem)とシーロー・グリーン(CeeLo Green)の共同プロデュースによるコラボレーション曲「The King & I」がリリースされた。

<YouTube:The King and I (From the Original Motion Picture Soundtrack ELVIS)>

エミネムの印象的なラップとシーロー・グリーンの耳に残るヴォーカルをフィーチャーしたこのパワフルな新曲の制作について、シーロー・グリーンは、先日出演した米KTLAの朝のニュース番組で次のように語っていた。

「僕とエミネムは長年の友人で、彼と一緒に仕事をする機会を待ち望んでいました。彼から、“なあ、ちょっとこれをやってくれないか?大至急、今夜必要なんだ”と言われて。ですからエミネムが今夜何か必要だと言われたら、それに応えるまでです」

同映画のサウンドトラックには、彼らの他にもスティーヴィー・ニックス、テーム・インパラ、ケイシー・マスグレイヴス、ジャック・ホワイトらが参加する予定だ。

ケイシー・マスグレイヴスは、先月開催されたメットガラでのVariety誌によるインタビューの中で、このサウンドトラックのためにエルヴィス・プレスリーの1961年の大ヒット曲「Can’t Help Falling in Love」をカヴァーすることを明かしていた。

過去『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』『ゲット・ダウン』を手掛けたバズ・ラーマンが監督を務め、海外で6月24日(日本では7月1日)に劇場公開される映画『エルヴィス』では、俳優のオースティン・バトラーがエルヴィス・プレスリーを、トム・ハンクスがエルヴィスの悪名高きマネージャーであるトム・パーカー役を演じる他、リチャード・ロクスバーグ、ルーク・ブレイシー、コディ・スミット=マクフィー、オリヴィア・デヨングらがキャストに名を連ねている。

その他のエミネム関連のニュースとして、先月、彼はグラミー賞に輝いた4作目のスタジオ・アルバム『The Eminem Show』の発売20周年を記念したエクスパンデッド・エディションを配信でリリースした。

同エディションには、過去のB面トラック、ライヴ音源、インストゥルメンタル、未発表曲などを含む計18曲のボーナストラックが収録されており、いずれもこれまでダウンロードやストリーミングでは入手できなかった音源となる。

もともと2002年6月4日に発売が予定されていたが、海賊版対策とファンの需要に応えるべく、急遽発売日を5月26日へ前倒すことになったアルバム『The Eminem Show』は、リリースから24時間以内に284,000枚という驚異的なセールスで全米アルバム・チャート初登場1位に輝き、2002年、アメリカと世界で最も売れたアルバムとなった。

Written By Will Schube

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エミネム&シーロー・グリーン「The King & I」
2022年6月17日発売

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