衆院 区割り 改定案 広島の小選挙区7→6 1減へ

政府の審議会は、1票の格差是正に向けた衆議院の小選挙区の区割り改定案を岸田総理に勧告しました。広島では現在、7つある選挙区が6つになる見通しです。

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案では、5つの都と県であわせて10増加する一方、広島など10の県で1つずつ減少する「10増10減」が適用されるなど、見直し対象は25都道府県・140選挙区に及びます。

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広島では現在、7つある選挙区が6つになる見通しです。

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今回の見直しで、人口最多の福岡2区と最少の鳥取2区の1票の格差は1.999倍に…。格差が2倍以上の選挙区はなくなります。

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岸田総理
「内閣としては国会に報告し、勧告に基づき、必要な法制上の措置を講じてまいります」

岸田総理は、こうした改定案を秋の臨時国会に提出する見通しで、新しい区割りは、法律の成立後に公示される衆議院選挙から適用されます。

新しい区割りの特徴の1つが、これまで複数の選挙区にまたがっていた市の多くで分割が解消されるということです。

たとえば、三原市は現状、地域によって広島4区・5区・6区に分割されていますが、それが解消され、全て5区になります。これまで分割していた尾道市・東広島市・江田島市も解消されます。

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それぞれの市ごとに選挙区が決まっていることになるので、そういう意味では、これまでよりわかりやすくなります。

示された県内の新しい区割りです。

□ 新・広島1区
これまでの広島市3つの区に加え、安芸郡の3町が加わります。

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□ 新・広島2区
江田島市の一部は範囲でなくなります。

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□ 新・広島3区
これまでの範囲に広島市安芸区が加わります。

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大きく変わる広島4区・5区です。

□ 新・広島4区
呉市や東広島市などが範囲となります。これまでの4区や5区の広い範囲が合わさった形です。

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□ 新・広島5区
新しい広島5区は、これまでの6区の広い範囲にあたります。これまで選挙区が分かれていた三原市や尾道市は、全域がこの5区に入ります。

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□ 広島6区
新しい広島6区は福山市です。

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選挙区が1つ減ることに伴い、広島県の選挙区選出の国会議員の人数も1人減ることになります。

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