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2022年6月16日に公開された動画のテーマは……参院選2022・大混戦の複数人区!
JX通信社が参院選を前に行った全国45選挙区の情勢調査結果の中から、激戦の複数人区を5つピックアップ。ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、最新の情勢調査結果を元に参院選の展望について語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・東京選挙区は26名立候補予定の大混戦。苦戦組は他候補と差別化するため独自の争点が必要か
・神奈川選挙区は欠員補充で改選数4+1に。立憲は2025年を踏まえ5位当選は避けたいところ
・京都選挙区は立憲・福山氏と維新・楠井氏が残り1議席を争う。野党第一党争いを象徴する選挙区に
東京選挙区(改選6)
東京選挙区は現在26名が立候補を予定しており、さらに候補者が増える可能性もあるとのこと。
そんな東京選挙区の最新の情勢がこちら。
先行グループの4名について、米重氏は「かなりいい線」とする一方、混戦グループについては「読みが難しい選挙になってきている」とのこと。
ファーストの会の荒木氏は、前回調査から伸び悩み追い上げグループに入っています。
前回調査結果についてはこちらをご覧ください。
【関連】【参院選2022】大激戦の東京選挙区を緊急調査!最新の情勢は?先行しているのは!?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
米重氏は、荒木氏の現状について「小池知事の支持層をどれだけ結びつけられるかが票に影響してくる」とコメント。
一方で、国政選挙と知事への支持を結びつけるのは難しいところもあります。
MC鈴木は「東京という文脈で自分から争点を設定してそこに知事ラベルを活かす」という方法を取らないと難しいと分析しました。
また、松尾氏や乙武氏など現在苦戦している候補についても「独自の争点を作ることで、広い支持層から票を集める工夫が必要」とコメントしました。
参院選まで1か月を切るなかで、無党派層からどう票を集めるかが当落の分かれ目となりそうです。
埼玉選挙区(改選4)
埼玉選挙区は現在14名が立候補を予定しています。
自民党、立憲民主党、公明党の候補が1名ずつ先行グループに入り、無所属、共産、維新の候補が混戦グループで争っています。
混戦グループの戦い方としては、共産党は無党派層の獲得が難しいため、地固めが定石と言えます。
一方で無所属の上田氏、維新の加来氏は無党派層をどれだけ取り込めるかで情勢は変わってくる可能性が大。
無党派層の獲得に関してはれいわの西氏の動きによっても情勢が変化する可能性があり、参院選本番まで目が離せません。
神奈川選挙区(改選4+1)
神奈川選挙区は現在19名が立候補を予定しています。
本来は改選数4のところ、欠員補充のための任期3年の議席が1枠あり、今回は5つの議席を争うことになります。
自民党が2人候補を立て、2人とも先行グループ入りしている点について、MC鈴木は「すごい」と評価。
同じく候補を2人立てた立憲はそれぞれ混戦、追い上げグループに分かれ厳しい戦いとなっています。
立憲は5位当選すると任期3年で2025年に改選となり現職同士の戦いとなるため、当選順位も重要なポイント。
MC鈴木「4位と5位の差は立憲にとっては非常に大きいですよね」
支援団体から一本化を求める声があるとの報道も出ており、立憲民主党の動向が気になる選挙区です。
静岡選挙区(改選2)
静岡選挙区は現在7名が立候補予定。
最新の情勢では自民党新人の若林氏が先行し、現職の平山氏と山﨑氏が残り1議席を争っています。
山崎氏は2021年の補欠選挙当選後にスキャンダルが発覚。
その影響について米重氏は「参院選に関しては政党ラベルが強く効く」とした上で「(スキャンダルは)そんなに大きな影響はないと見ている」としました。
京都選挙区(改選2)
京都選挙区は8名が立候補を予定しています。
自民党の吉井氏が先行し、立憲民主党幹事長を務めた福山氏と維新新人の楠井氏が1議席を争う構図となっています。
福山氏は政党だけでなく個人としても集票力があり、無党派層からの支持では楠井氏をリードしている状況。
これから参院選までの約1か月で、楠井氏が無党派層からどれだけ支持を集められるかが戦いのポイントとなりそうです。
MC鈴木「野党第一党を巡る象徴的な選挙区になるかもしれないですね」
動画本編はこちら!
先行、混戦、追い上げには誰が!?最新の情勢調査結果をチェック!
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