中上貴晶、初日12番手。まずまずのスタートを切る/2022MotoGP第10戦ドイツGP初日

 6月17日、2022年MotoGP第10戦ドイツGP MotoGPクラスのフリー走行1回目、2回目がドイツのザクセンリンクで行われ、中上貴晶は12番手で初日を終えた。前戦の第9戦カタルーニャGPでは転倒リタイア。その転倒により2日間入院したが、骨折など大きな怪我はなく、木曜日のメディカルチェックで出場許可が下った。

 この転倒では、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)を巻き込む多重クラッシュとなった。開幕前日に両選手に謝罪し、新たな気持ちで今大会に挑んだ。

 中上は、カタルーニャGPの転倒で、大きな怪我はなかったものの、右肩を負傷して痛みをこらえての走りとなった。FP1で5番手と好スタートを切り、FP2では1.044秒タイムを短縮したものの、全体的にタイムは上がり、ポジションは12番手へと落ちた。しかし、中上のフィーリングはよく、2日目のフリー走行ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では今季ベストグリッドに挑む。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(FP1:5番手/FP2:12番手)
「今日はポジティブでした。午後のFP2でかなり大きなステップを刻むことができました。レースペースはすでによいと思います。FP2の最後に初めてリヤにソフトを入れてトライしました。かなりグリップはありましたが、明日の予選に向けて、もっと改善しなければなりません」

「電気系のいろいろな部分を改善し、セットアップを進めたいです。身体の調子はまだベストではありませんが、僕は大丈夫です。明日が楽しみです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第10戦ドイツGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第10戦ドイツGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第10戦ドイツGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第10戦ドイツGP

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