カニや貝「見つけた」 串間児童 本城干潟で学習

雨の中、本城干潟で生き物の観察を楽しむ児童

 「全国干潟50選」に選ばれている串間市の本城干潟で13日、市内の本城、大束、都井、大平小の児童約50人が生き物観察学習を行った。干潟に生息する生き物を探し、自然の豊かさを体感した。
 新型コロナウイルスの影響により、3年ぶりの開催。近くに住む鎌田芳徳さん(74)と河野宰(つかさ)さん(68)が干潟の役割を解説。事前に採取したシオマネキやアシハラガニなどを見せ、貝や植物、微生物が干潟の水をきれいにしていることを説明した。
 その後、児童たちは潮が引いた干潟へ。雨が降る中、泥を掘ってカニや貝を探したり、トビハゼを追いかけたりと、泥だらけになりながら採取を楽しんでいた。
 本城小3年の河野旭晃(あさひ)君(8)は「たくさん観察できて楽しかった。家族でまた来たい」と笑顔だった。

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