ブレックス安斎監督が退任へ 選手含め在籍15年、5季ぶりV導く

安斎竜三監督

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの安斎竜三(あんざいりゅうぞう)監督(41)が退任することが19日、関係者への取材で分かった。本人が退任の意向をチームへ伝え、同日までに了承されたとみられる。選手時代も含め在籍15年間でブレックスの基盤を築き上げた功労者が、今季のチャンピオンシップ(CS)制覇を置き土産にチームを去る。

 福島県出身の安斎氏は2007年、当時のbjリーグ・埼玉ブロンコスからブレックスへ加入し、10年には主将としてチームをJBL(日本リーグ)初優勝に導いた。現役引退後の13年からアシスタントコーチに就任し指導者としての道を歩み始め、16-17年シーズンにはBリーグ初代王者となったチームでトーマス・ウィスマン監督を支えた。

 17-18年シーズン途中からは退任した長谷川健志(はせがわけんじ)監督の後を受け指揮官に就任。以降は5季にわたって指揮を執りCSで優勝1回、準優勝1回、天皇杯準優勝2回と華々しい戦績を残した。今季はリーグの最優秀ヘッドコーチ賞も受賞していた。

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