維新西川氏、比例出馬へ とちぎ参院選

西川鎭央氏

 22日公示、7月10日投開票の参院選比例代表に本県関係では、前県議で日本維新の会新人の西川鎭央(にしかわやすお)氏(50)が立候補を予定している。改選を迎える無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員(70)は20日現在も去就が定まっていない。

 西川氏は昨年の衆院選に続き2度目の国政挑戦となる。1月に自民党を離党し、3月に維新からの立候補を表明して以来、全国各地を回って企業団体訪問や後援会づくりに取り組んできた。19日にさくら市内で開いた支持者の集会では、自民県連幹事長や県議会議長を歴任した増渕賢一(ますぶちとしかず)氏(75)が後援会総連合会長に就くことが決定。選対の責任者も任せ、保守票の積み上げを目指す。

 憲法改正や格差是正、食料安全保障問題への対応などを訴え、選挙戦では本県と維新が勢力を誇る大阪府を中心に活動する方針だ。

 渡辺氏は下野新聞社の取材に比例への出馬意欲を示しているが、政党名を明示した具体的な表明には至っていない。

 16年参院選では維新の前身「おおさか維新の会」から比例に出馬し、約14万3千票(うち県内約4万4千票)を獲得して当選した。

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