都城市の都城観光協会は地域資源を生かしたサイクルツーリズムを推進しようと、サイクリングマップを作製した。都城市と周辺の観光地や自然が満喫できるスポットなどを巡る9コースを紹介している。
同協会などが所属する都城商工会議所観光活性委員会では、昨年度からサイクルツーリズム構築事業に取り組んでいる。NPO法人「ペダルハートきりしま」（都城市）などの協力を得ながら、モデルルートの検討やモニターツアーなどを実施した。これらを基に、マップを同協会が作製した。
コースは、「霧島ジオパーク」などの見どころを巡る丘陵コースや金御岳のヒルクライムコース、島津発祥の地や都城島津ゆかりの場所を巡るコース、天孫降臨神話を満喫する山岳コースなど。1周約25～108キロで、マップでは距離や勾配などから3段階の難易度を設定し、グルメや観光情報なども添えている。
また、各コースのページにあるQRコードを読み取ると、コースの紹介動画やグーグルマップでの詳細なルート案内を見ることができる。同協会のホームページでも公開している。
マップは5千部発行し、市内の公共施設や店舗、周辺の観光協会などに置いている。同協会では今後、マップを活用しスポットを巡るイベント企画などを検討。「都城にはこれまで公式のサイクルルートがなかったので、活用して巡ってもらえたらいい」と話している。
問い合わせは同協会（電話）0986（23）2460。
