【地図記号クイズ】日本人が愛するあの飲み物を生産する「〇畑」

旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね! そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね!

今日の地図記号は「茶畑」

3つの点が集まったこの地図記号の正解は、「茶畑」でした!

この記号は、茶の実を半分に切った時に見える形から由来しています。

(C)Shutterstock.com

茶畑と言えば、静岡県を連想する人が多いのではないでしょうか。東海道新幹線や東名高速道路などからも見られる、整然と並ぶ茶畑の光景は圧巻ですよね。

静岡県は、お茶づくりに適した地形や気候に恵まれた日本一のお茶の生産地です。

お茶の栽培に適する条件としては、年間平均気温が14~16℃以上で、冬季の最低気温がマイナス5~6℃であること、夏季の最高気温が40℃以下であること、さらに、2~4月と梅雨明け後の7月中下旬~9月上旬にかけて適度に降雨があり、年間で1,500mm程度の降水量があればよいとされています。

また、表土が深く、排水のよい土地で、弱酸性土壌がよいそうです。

このように、さまざまな条件をクリアする必要があるので、大量のお茶を作ることができる地域は限られているのです。ちなみに、特に寒さに弱いため、北限のお茶処としては新潟県北部にある村上市が有名です。

番号:86

名称:茶畑

適用:茶畑は、茶を栽培している土地に適用する。

参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html

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