選手宣誓は作新の桜井主将 11連覇が懸かる夏に大役

選手宣誓のくじを引き当てた作新学院の桜井主将

 夏の甲子園出場を懸けた「第104回全国高校野球選手権栃木大会」の抽選会が22日、宇都宮市瓦谷町の県総合教育センターで開かれた。抽選会に先だって開かれた部長会議で来月8日の開幕が決定。今年は入場制限を設けずに開催し、全チームが参加する開会式を3年ぶりに行う。

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 選手宣誓は、作新学院の桜井叶翔(さくらいかなと)主将に決まった。希望者30人の中から当選を意味する緑色の紙を引き当て「軽い気持ちだったので。びっくりした」と頬を緩めた。

 一方、チーム状態に話が及ぶと「まだ仕上がってない」と主将として焦りを吐露。「投手がだめなら野手が、野手がだめなら投手が助け合うチーム」を理想に挙げた。

 初戦の相手は足利南。「周りではなく自分たちができることを尽くしたい」と決意を語り、11連覇に向けては「プレッシャーはない。歴代の先輩たちがすごかっただけで、自分たちは目の前の『1連覇』を目標にやりたい」と泰然自若の様子を崩さなかった。

選手宣誓のくじを掲げる作新学院の桜井主将

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