松浦鉄道 4期連続赤字 コロナ影響続く 2022年3月期

 松浦鉄道(長崎県佐世保市、MR)は24日、定時株主総会を開き、事業報告を承認した。2022年3月期決算は新型コロナウイルス感染拡大の影響で乗客数が落ち込み、純損益は900万円の赤字となった。赤字は4期連続。
 定期と一般を合わせた乗客数は前期比4.3%増の235万人だったが、コロナ前の前々期と比べると15.3%減。運輸収入は前期比1.7%増の5億2千万円で、前々期と比べ20.8%減となった。
 売上高に当たる営業収益は前期比5%増の6億3600万円。前々期は7億5800万円で、16.1%減となった。
 今里晴樹社長は「コロナは収束しつつあるが、輸送人員が戻るには時間がかかると思う。物価高、原油価格の高値も響くが、健全経営を図りたい」としている。
 任期満了により今里社長ら取締役12人が再任された。任期は2年。


© 株式会社長崎新聞社