23年前の豪雨災害を忘れずに防災意識を高めようと、広島市佐伯区で追悼集会が開かれました。
1999年の6月29日、佐伯区の河内地区では豪雨による土石流が相次いで発生し、10人が亡くなりました。この被害を忘れないため毎年、追悼集会が開かれています。
集会では、河内地区自主防災会連合会の藤田会長が「減災は私たちの努力で可能です」と呼びかけました。
このあと「忘れまい大災害」と刻まれ、犠牲者の写真が並べられた石碑に参列者が花を手向けていきました。
(河内地区自主防災会連合会 藤田忠延会長)
「日頃の住民のコミュニケーションとか声掛けとか、そういうものが一番大事だなと最近つくづく思ってますんで、いざという時の早めの避難ということを、どれだけ活かせるかということを一番に思っています」
29日には県警本部から災害発生の第一報が入った時刻、午後2時50分に公民館のサイレンが鳴らされます。