知人男性宅で900万円盗んだ女に執行猶予付き判決 横浜地裁

横浜地裁

 知人男性宅から900万円を盗んだとして、窃盗の罪に問われた綾瀬市の会社員の女(22)の判決公判で、横浜地裁(大西恵美裁判官)は27日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 大西裁判官は判決理由で、「被害者宅に招かれた機会を利用した躊躇のない大胆な犯行で、被害者から返還を求められた後も要求をかわしており、相応の懲役刑が相当」と非難した。

 一方で、被害額の大部分が被害者に返還されたことや、被害者も寛大な処分を求めており、被告自らが反省していることなどから、執行猶予付き判決とした。

 判決によると、被告は3月10日から11日までの間、横浜市神奈川区内の男性宅で、男性の現金900万円を盗んだ。

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