マリナーズがロイヤルズ・サンタナ獲得 離脱したフランスの代役か

日本時間6月28日、マリナーズのジェリー・ディポートGMはロイヤルズとのトレードが成立したことを発表した。ワイアット・ミルズとウィリアム・フレミングの2選手をロイヤルズへ放出し、36歳のベテラン一塁手カルロス・サンタナ(+金銭)を獲得。マリナーズは正一塁手タイ・フランスが故障者リスト入りして打線が戦力ダウンしており、サンタナはフランスの代役を担うものとみられる。なお、サンタナは2018年12月に10日間だけマリナーズに在籍していたことがある。

現在36歳のサンタナはメジャー通算263本塁打の実績を誇る強打のスイッチヒッター。1186三振に対して1113四球、打率.244に対して出塁率.361という数字が示すように、優れた選球眼が特長だ。今季はロイヤルズと結んだ2年1750万ドルの契約2年目であり、ここまで52試合に出場して打率.216、4本塁打、21打点、OPS.690を記録。キャリアワーストの成績(OPS.661)に終わった昨季に続いて低調なシーズンとなっているが、6月に限れば17試合で打率.357、2本塁打、11打点、OPS1.032の好成績を残している。

サンタナはフィリーズに在籍していた2018年12月3日(現地時間)にジーン・セグーラらとのトレードが成立し、J・P・クロフォードとともにマリナーズに加入。その10日後、エドウィン・エンカーナシオン、ジェイク・バウアーズ、ヤンディ・ディアスらが含まれたマリナーズ、インディアンス(現ガーディアンズ)、レイズによる三角トレードでインディアンスへ移籍した。よって、マリナーズにはオフシーズンの10日間しか在籍しておらず、マリナーズでの公式戦出場経験はない。

ロイヤルズへ移籍するミルズは27歳のリリーフ右腕で、今季は8試合に登板して防御率4.15を記録。フレミングは昨年のドラフト11巡目でマリナーズに入団した23歳の先発右腕で、今季はマイナーA級で14試合に先発して6勝6敗、防御率4.92という成績を残している。

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