川崎・宮前区の小学校で熱中症疑い 児童10人が救急搬送、3人入院 校外学習から2キロ歩いて帰校後に

 28日午後3時40分ごろ、川崎市宮前区南平台の川崎市立白幡台小学校で、校外学習から帰った6年生の男女11人が熱中症とみられる体調不良を訴え、女子児童10人が救急搬送された。うち7人は帰宅し、3人は入院した。重症者はいないという。男児1人は搬送を辞退し、帰宅した。

 市教育委員会によると、6年生の2クラス約50人が午前9時ごろに徒歩で学校を出発、生田緑地の市青少年科学館(同市多摩区)まで約2キロを歩き、地層観察を行い、プラネタリウムを観賞した。午後2時45分ごろに徒歩で同館を出発、同3時半ごろ学校に到着し、児童が体調不良を訴えて保健室に移動したため、教頭が119番通報した。

 市教委は「子どもたちの健康が第一。各校には熱中症予防に注意しながら教育活動を行うよう呼びかけていきたい」としている。

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