大村線3駅で運賃を過大収受 JR九州長崎支社

 JR九州長崎支社は28日、大村線の諏訪駅、大村駅、岩松駅のIC専用自動改札機で設定変更ミスがあり、同日朝の時間帯に3駅から下り列車に乗った客の運賃を各210~100円過大に収受したと発表した。対象者は有人駅窓口などで差額を返金する。
 同支社によると27日、9月に大村線に新設する駅の開業準備に伴いIC専用自動改札機の設定を変更。その際、3駅の設定が1駅ずつずれていた。このため3駅でIC改札機を通り、下り列車に乗った場合、運賃が1駅分過大に精算されたという。
 大村-諫早間をIC定期券で利用した乗客が「改札機がエラーになり出られない」と駅係員に問い合わせ、発覚した。大村駅は午前7時14分、諏訪、岩松両駅は午前7時46分にIC改札を停止。28日中に設定を修正した。
 過収受の対象は、始発から各改札の停止時間までに3駅のIC専用自動改札機を通った下り列車の乗客延べ80人。上り列車乗客や3駅で降りた人には影響はなかった。


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