広島市・松井市長 日本政府に核兵器禁止条約に参加訴え

核兵器禁止条約締約国会議に出席した広島市の松井市長は、会見の中で、「次回の会議に向け引き続き日本政府に参加を訴えていきたい」としました。

広島市・松井市長

「(核の)傘の下にありながらオブザーバー参加した2カ国の政府代表と面会した。(日本政府に対しては)こういったことを参考にしながら引き続きオブザーバー参加を働き掛けていきたい。」

広島市の松井市長は、オーストリアで開かれた核兵器禁止条約締約国会議に出席し、被爆地の市長として核軍縮の重要性を訴えた一方、日本政府は会議への参加を見送っていました。

29日の会見で松井市長は、現地で様々な国の代表と意見交換ができたとした上で「日本政府として核廃絶について議論する場に出るほうがいいと痛感した」と話しました。

また、日本政府も参加し今年8月に開催されるNPT=核拡散防止条約再検討会議については8月6日の式典と日程が重なるため出席を断念しています。

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