松井玲奈、顔のアザで恋をあきらめていた女性に 遅い初恋を描く 「よだかの片想い」予告

9月16日より劇場公開される、松井玲奈主演の映画「よだかの片想い」の、本予告とポスタービジュアルが公開された。

予告映像では、アイコ(松井玲奈)の飛坂(中島歩)への切ない距離感を感じるラブストーリーであるとともに、アイコが自分の人生を生きていくことと向き合い、悩み、考え、前に進んでいく姿が映し出されている。ポスタービジュアルは、「あなたに、私の左側にいてほしい」という、これまで誰にも抱いたことのないアイコの飛坂への思いを象徴したコピーとともに、真っすぐこちらを見つめるアイコの姿と陰りのある表情でたたずむ飛坂の姿が捉えられている。すべてをさらけ出そうとして相手と向き合うアイコとどこか本心の見えない飛坂が、対照的なまなざしを見せている。

「よだかの片想い」は、直木賞受賞作家の島本理生による同名恋愛小説を映画化した作品。遅い初恋を通して成長する女性の内面をみずみずしく描く。顔の左側にアザがあることから恋をあきらめていた理系女子大生の前田アイコは、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となる。本が映画化されることで知り合った、監督の飛坂逢太にひかれるアイコ。不器用に距離を縮めていくアイコだったが、相手は仕事が第一で女性にも不自由しないタイプだった。アイコは、飛坂への思いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。

主演を務めるのは、かねてから島本理生作品の大ファンを公言し、「よだかの片想い」の実写化の際には、是が非でもアイコ役をやりたいと熱望していたという松井玲奈。アイコが思いを寄せる飛坂役は、第7回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞した初主演映画「グッド・ストライプス」や「偶然と想像」などの、中島歩が務める。メガホンをとるのは、長編映画監督デビュー作の「Dressing Up」で、第14回TAMA NEW WAVEのグランプリを受賞した安川有果。「性の劇薬」「アルプススタンドのはしの方」の2作品で第42回ヨコハマ映画祭監督賞を受賞した城定秀夫が、脚本を手掛けている。

【作品情報】
よだかの片想い
2022年9月16日(金)より、新宿武蔵野館 ほか全国公開
配給:ラビットハウス
©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会

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