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29日付で着任した長崎地検の川北哲義検事正(59)が30日、同地検で記者会見し「日常生起する犯罪の一つ一つに真摯(しんし)に向き合うことが務め。これまで得た知識、経験を活用し最大限の力を尽くす」と抱負を述べた。
三重県出身。中央大法学部を卒業後、1993年に検事任官。さいたま地検川越支部長、仙台高検刑事部長を歴任し、2021年11月から神戸地検姫路支部長を務めていた。
常に心がけていることは「決して独善的な思考判断に陥らないこと」。事件関係者の立場や気持ちを十分に理解し、それぞれの目線で物事を考える必要があるとし「公平公正さを持ちながら基本に忠実な捜査公判を遂行しなければならない」と語った。
長崎に転居してまだ1週間程度だが市民の交通マナーの良さが印象的で「信号がない交差点ですぐに車が止まってくれた」という。「今後、県内各地を周り長崎のいろんな面を勉強していきたい」と話した。