岡山県内の主な海水浴場の今夏トップを切り、倉敷市玉島黒崎の沙美海水浴場で1日、海開きがあった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開設。地元児童が初泳ぎし、歓声を響かせた。
感染対策で規模を縮小して海開き式を実施。地元関係者ら約10人が神事でシーズンの安全を祈念した。テープカットの後、沙美小の児童が一斉に海へ。太陽が照り付ける中、浮輪で泳いだり、水を掛け合ったりして久しぶりの海を満喫した。5年の男児は「海で友達と楽しく遊べてうれしい」と話した。
同海水浴場は「日本の渚(なぎさ)百選」に選ばれており、コロナ禍前の2019年には約4万人が訪れた。今季は8月23日まで開設予定で、3万人前後の人出を見込んでいる。
県内の他の海水浴場では、玉野市の渋川が9日に海開きを予定している。