全国商業高等学校協会が主催する「全商検定」で、長崎市立長崎商業高3年の内田望愛さん(17)が2年時に全9種目で1級に合格した。同校で2年生の全種目1級合格は3年連続。
同検定は簿記、電卓、英語、ビジネス文書など9種目で、商業の専門知識や技能が問われる。昨年度は全国で125万人が受験し、全種目1級合格者は64人だった。
内田さんは、昨年6月に先輩の全種目合格を知り、大学受験に生かすため受験を決意。9種目すべてに一発合格し、2年時の2月に目標を達成した。
授業で習う簿記と英語以外の種目は自分で問題集を購入。休み時間を活用し、先生に指導を仰いだ。帰宅後も3時間は資格の勉強に充てた。「全商検定」の他にも「日商簿記2級」「英検準2級」などを取得。今も「英検2級」の2次試験を控えている。
内田さんは「くじけそうな時もあったが、2年のうちに取ると決め頑張ったので、合格はうれしかった」とはにかんだ。今は大学受験が目標。将来は税理士を目指しているという。
「全商検定」9種目で1級合格! 長崎商高3年 内田さん 将来は税理士
- Published
- 2022/07/02 12:00 (JST)
- Updated
- 2022/07/05 12:39 (JST)
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