ウエイトリフティングの全国高校総体(インターハイ)に男女6人が出場する国東。男子は61キロ級の竹本健二、73キロ級の津野誠也、同・秦雄大、81キロ級の滝口大智、102キロ級の山口人生、女子は55キロ級の阿部菜摘の3年生が高校最後の大会に臨む。
ここ数年、部員の増加とともに結果を出し続け、6月の県高校総体では男女8階級を制し、学校対抗では初めてアベック優勝を飾った。土居雅典監督は「3年生を中心に部活勧誘を頑張ってくれた。競争意識が高くなり、レベルも上がった。人は宝」と話す。
全国高校総体までの期間を調整と捉えず、さらなるパワーアップを図り練習に取り組む。副キャプテンの津野は「努力した分だけ結果が出るのがウエイトリフティング。インターハイに向けて自己ベスト更新を全員が考えている。練習から1回の試技に集中できている」と意気込みを語った。阿部は「インターハイに出られないメンバーの思いを背負って、悔いのない試合をしたい」と万全を期す。
直近の全国ランキングでは、階級別で3位の山口、4位の竹本は表彰台を狙える位置にいる。土居監督は「ランキング上位に入った選手は気合が入るだろうし、他の選手も現時点での自分の立ち位置を知り、火が付いたと思う。高校生は大会で一気に記録が伸びる。全員に入賞の可能性がある」と期待している。
(柚野真也)