旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね! そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね!
今日の地図記号は「城跡」
凸の文字のような記号が書かれていますが、何をあらわす記号なのかわかりますか?
この記号は、お城の縄ばりの形を表しています。今日の地図記号の正解は「城跡(しろあと)」でした。
城跡の記号は、むかし城があったところで、現在も天守閣や櫓、石垣などがあるところを表します。
国宝で世界遺産でもある姫路城 (C) Shutterstock.com
日本には、お城がどのくらいの数あるのでしょうか?
一説には、2万5,000以上もあったといわれていますが、築かれた当時の天守が現在も残っている「現存天守」は12城で、うち5城が国宝、7城が重要文化財となっています。
国宝5城
松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、松江城(島根県)
重要文化財7城
弘前城(青森県)、丸岡城(福井県)、備中松山城(岡山県)、丸亀城(香川県)、松山城(愛媛県)、宇和島城(愛媛県)、高知城(高知県)
ただし、現存天守は城跡の記号ではなく、史跡・名勝・天然記念物の記号で示されているところもあります。
番号:100
名称:城跡
適用:1. 記号の真位置は、記号下部の両端を結んだ線の中央とする。
2. 著名なもの又は地域の状況を表現するために必要なものについて、注記することができる。
参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html
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