全国高校7人制ラグビー16日開幕 長崎北陽台 優勝戦線に絡めるチーム

得点源としての活躍が期待される191センチの長身FW亀井=大村市、県営放虎原ラグビー場

 ラグビーのアシックスカップ第9回全国高校7人制大会は16~18日、長野県上田市のサニアパーク菅平で行われる。長崎県からは2015年に8強、16、19年に3位と実績を残してきた長崎北陽台が8大会連続(一昨年は中止)で出場。15人制で高校日本代表候補のフランカー亀井、ナンバー8白丸、FB亀川ら好選手がそろっており、今季も優勝戦線に絡める力を備えている。
 昨年優勝した東海大大阪仰星と各都道府県代表の計48校がエントリー。3校ずつに分かれた予選プールから、順位別のトーナメントで競う。
 7人制は15人制と同じ広さのグラウンドを使用するため、ボールが大きく動き、一人一人の速さや技術が高いレベルで求められる。長崎北陽台はこの速さ、技術に加えて「接点の強さ」があるのが持ち味だ。
 中心になるのは身長191センチで走力がある亀井とトライゲッターの亀川。中島、白丸、久保らFWが接点を制しながら、亀井、亀川のスピードを引き出していきたい。SH木村、山根、SO今崎らが、どれだけ攻撃のテンポを上げていけるかがポイントか。
 予選プールの相手は岐阜工と勿来工(福島)。順当ならば、カップ(1位)トーナメント進出は間違いなさそうだが、品川監督は「カップ戦に勝ち上がることが第一。7人制は何が起こるか分からないので、一つ一つに集中したい」と慎重だ。亀井も「まずはベスト8が目標。個人的にはストライドやハンドオフを生かしていきたい」と静かな闘志を燃やしている。


© 株式会社長崎新聞社