高校野球 佐伯豊南が初回に打者一巡の猛攻で、今大会白星一番乗り

© オー!エス! OITA SPORTS

全国高校野球選手権大分大会

1回戦 7月6日 別大興産スタジアム

佐伯豊南 414 100 3|13

大分西 030 000 0|3(7回コールド)

夏の甲子園出場を目指し全国高校野球選手権大分大会が始まった。開幕試合で佐伯豊南が大分西を13-3で下し、今大会の白星一番乗りとなった。キャプテンの佐藤大和(3年)は、「いつもと全く違う雰囲気で緊張した。学校の壮行会で最初に校歌を歌うと宣言したので、勝てて良かった。これまで歌った校歌で一番気持ちが入った」と笑顔を見せた。

昨秋の九州地区県予選、ベスト8を懸けた試合で大分西に敗れた佐伯豊南は、この敗戦を機に打撃強化に取り組んだ。毎日最低500スイングを超える振り込みをはじめ、冬場の厳しい練習など鍛錬を積み重ねた。佐藤は「マシンや手打ちでバッティングの型をつくれた」と手応えを感じていた。

大分西との再戦は、鍛え上げた打線が爆発した。桑野和輝監督は「開幕戦なので緊張もあったが、初球から思い切って振ってこい」と呼び掛け、犠打を使わずに強行策を貫いた。初回の無死一、二塁から3番・佐藤の適時二塁打で先制し、この回打者一巡の4点を挙げて流れを引き寄せた。二回以降も追加点を奪い、六回には三重殺でピンチを切り抜けるなど、最後まで相手に主導権を与えなかった。

先制の適時二塁打を放った佐藤大和

先制打を放った佐藤は、キャプテンとしてもチームを引っ張った。緊張で表情の硬いチームメートに「笑顔でいこうや!」とげきを飛ばし、リードした状況でも「まだ試合は終わっとらん。追加点を取って引き離すぞ」と盛り上げた。また捕手としても2人の投手をリードし、3失点に抑えたが「追い込んでから甘い球が入り、打たれたのは自分の責任」と反省も忘れない。

2回戦の相手は第1シードの大分舞鶴。桑野監督は「明るさと元気さでは負けない。自分たちらしい野球をしたい」と話し、佐藤は「どこと対戦してもウチはチャレンジャー。今日の試合で出た反省点を修正したい。相手のピッチャーがいいので、今日みたいな大量得点は厳しいと思うが、コンパクトに振ってつなげていきたい」と意気込みを語った。

今大会最初の校歌を歌った佐伯豊南

(柚野真也)