アントニオ・ガルシア氏死去 93歳 元二十六聖人記念館長

アントニオ・ガルシア氏

 日本二十六聖人記念館(長崎市西坂町)の元館長で修道士のアントニオ・ガルシア氏が7日午前8時10分、急性心筋梗塞のため長崎市の聖フランシスコ病院で死去した。93歳。スペイン出身。自宅は長崎市西坂町7の8、イエズス会二十六聖人修道院。追悼ミサ・告別式は11日午後4時から長崎市中町1の13、カトリック中町教会で。
 15歳でカトリック修道会イエズス会に入り、1950年に来日。広島、東京、長崎の修道院で働き、栄光学園中・高(神奈川)の副院長などを務めた。2017年から約1年間、二十六聖人記念館の3代目館長を務めた。
 ローマ教皇フランシスコと親交があり、互いに「友人」と呼び合う間柄。原爆投下直後の長崎で撮影されたとされる写真「焼き場に立つ少年」を教皇に送り、写真が世界に広く知られるきっかけをつくった。


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