プホルスとミゲル・カブレラ 新設の特別枠でオールスター出場決定

日本時間7月9日、メジャーリーグ機構はアルバート・プホルス(カージナルス)とミゲル・カブレラ(タイガース)の2人がドジャー・スタジアムで行われる今年のオールスター・ゲームに出場することを発表した。新たな労使協定において、コミッショナーには選手の功績を称えて各リーグ1名をオールスター・ゲームのロースターに追加する権限が与えられており、ロブ・マンフレッド・コミッショナーはその「特別枠」で将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視されるプホルスとカブレラの2人を選出した。

マンフレッド・コミッショナーは「アルバート・プホルスとミゲル・カブレラの2人がオールスター・ゲームに参加することに同意してくれたことを嬉しく思います。アルバートとミゲルは彼らの世代における最も優れた選手です。20年間にわたって素晴らしい活躍を見せ、ドミニカ共和国とベネズエラの野球の伝統を代表してきました。その功績がこの特別な評価に値する、球史に残る偉大な選手たちです」とのコメントを発表。プホルスはナショナル・リーグ、カブレラはアメリカン・リーグのそれぞれ33人目の選手となる(オールスター・ゲームのロースターは本来32人)。

オールスター・ゲーム選出はプホルスが11度目、カブレラが12度目となる。プホルスはカージナルスの選手として10度目の選出となり、残りの1度はエンゼルス時代の2015年である。一方のカブレラはマーリンズ時代に4度選出されており、タイガースの選手としては8度目の選出となる。なお、プホルスは今季限り、カブレラは来季限りでの現役引退を表明しており、プホルスはもちろんのこと、カブレラにとっても最後のオールスター・ゲームとなる可能性がある。

プホルスとカブレラはともに通算3000安打、500本塁打、600二塁打という3つのマイルストーンを達成しており、メジャーの長い歴史上、この2人以外にはハンク・アーロンしか達成者がいない大記録である。将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視される2人の名スラッガーはドジャー・スタジアムで行われるミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)でどんなプレーを見せてくれるだろうか。

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