2022カタール・ワールドカップに出場するオランダ代表。
ホームユニフォームの色は、国旗カラーの3色には使われていないオレンジ(いわゆるナショナルカラー)で知られている。
その一方でアウェイユニは国旗色のブルーを基調色とすることが多く、時には完全に国旗色そのものというユニフォームも登場する。
ここでは、そんな国旗色のユニフォームをご紹介したい。
Netherlands 2008 Nike Away
基本的には2008年の欧州選手権(EURO2008)に向けて投入したユニフォーム。だが、大会では全試合でオレンジのホームを使ったため、このブルーのアウェイは出番が無かった。
定番カラーのブルーを基調に、レッド、ブルー、ホワイトの国旗3色ストライプを横に走らせる。五角形の紋章型エンブレムも含めて、オランダにしては珍しいスタイルのデザインだった。
EURO2008では使われなかったこのキットは、その後の2010南アフリカW杯・欧州予選や、オーストラリアやロシアとのフレンドリーマッチで使用。W杯予選はグループ9を8戦全勝で首位となり、本大会行きを決めている。
襟の内側にはオランダ国歌「WILHELMUS VAN NASSOUWE」の歌詞の一文をプリント。国歌は八十年戦争(オランダ独立戦争)を指揮したオラニエ公ウィレム1世に関した内容だという。
オランダは2006年モデルから2012年モデルまで、4つのアウェイキットに国旗カラーの3色を使用している。ホームはオレンジのナショナルカラーだが、アウェイをストレートな国旗デザインにすることで、ある意味バランスを取ったのかもしれない。
国旗と国歌でオランダという国を表現したこの2008年モデルは、歴代オランダのアウェイキットでもレアなデザインといえるだろう。
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