北原白秋の功績たたえ 三浦で3年ぶり「白秋まつり」 12日に碑前祭

北原白秋をしのぶ「碑前祭」(2019年開催の様子)

 三浦ゆかりの詩人、北原白秋(1885~1942年)にちなんだ「みさき白秋まつり」(三崎白秋会、三浦市観光協会城ケ島地区主催)が、3年ぶりに開催される。12日の碑前祭を皮切りに、秋にはスタンプラリーや特別展など多彩な催しが予定されている。

 白秋は1913年春から1年近く三崎地区に滞在し、「城ケ島の雨」などの作品を残した。城ケ島大橋のたもとには、本人が「城ケ島の雨」の詩を揮毫(きごう)した白秋詩碑が立っている。

 白秋まつりは、城ケ島の名を全国に知らしめた白秋の功績をたたえ、追悼するために開催しており、今年で45回目。碑前祭は12日午前10時から白秋詩碑前(城ケ島)で催され、献花や市合唱連盟による白秋作詞の歌の披露が行われる。

 このほかの主な行事は次の通り。

 ▽すすき祭り、白秋スタンプラリー=9月24日▽白秋特別展=11月1~30日、白秋記念館(城ケ島)▽俳句大会=11月3日午後1時、城ケ島区民センター。当日参加可。

 問い合わせは、三浦市もてなし課電話046(882)1111(代表)。

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