今年の平和宣言にロシア文豪の言葉引用の考え 広島市・松井市長

今年の平和宣言について、広島市の松井市長は、ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、ロシアの文豪トルストイの言葉を引用することを決めました。

広島市・松井市長

「為政者や世論までもが核抑止力の拡大に理解を示す傾向にある。こうした流れを変えていくためにも、今年の平和宣言の役割は例年以上に重要。」

被爆者らから意見を聞く懇談会の最終回で、松井市長による文案が示されました。

文案では、ウクライナで罪のない市民の命や日常が奪われていると指摘。ロシアの文豪トルストイの言葉を引用し、「他人を脅し自分中心で物事を考えることは許されない」とのメッセージを盛り込むことになりました。

松井一実広島市長

「ロシア人でもそういう人がちゃんといたということを言うことで身近にそういった気持ちが表せるのではないか。」

平和宣言は来月1日に骨子が発表され、平和記念式典で松井市長が読み上げます。

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