観測史上最速となった6月の梅雨明けに誘われ、花火の需要が前倒しになっている。福井県福井市宝永1丁目の玩具問屋大村商店では、家族や仲間で楽しむ個人向けの手持ち花火を求める客でにぎわっている。
変わり種、セット売りなど約150種類をそろえる同店。7月12日は午前中から客が訪れ、従業員は品薄になった商品を補充する作業に追われていた。
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同店によると、個人向け花火の売り上げは、昨年同時期と比べ約2割増。今夏は、イベントの数が増えていることもあり、昨年はほぼなかった打ち上げ花火の注文も企業や団体、子供会などから続々入っているという。
大村亮輔代表は「火花のパターンが豊富で、一本で見応えがある国産の手持ち花火を多くそろえている。行事や遊びに制限が多い子どもたちに季節を感じてほしい」と話していた。