山陽新幹線のぞみ、みずほ指定席特急料金を値上げ 新大阪駅~博多駅でJR西日本、来春から

 JR西日本は7月13日、山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金を2023年4月1日購入分から値上げすると発表した。新大阪駅~博多駅で利用区間に応じて、停車駅間ごとに110円~420円の改定となる。

 料金見直しの理由について同社は「山陽新幹線のさらなるサービス改善を図るため」としている。2003年10月ののぞみ増発に伴い、自由席を新たに設置するとともに、指定席特急料金を値下げし、消費税改定を除いて当時の水準を維持してきた経緯がある。

 料金見直しに伴い、指定席特急料金は新大阪~博多間で現行の5810円から6230円に値上げ。新大阪~岡山間は3270円から3380円、新大阪~広島間は4910円から5230円に上がる。

 今後のサービス改善については▽無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」や「S Work 車両」などを備えたN700S車両の投入▽「ワークプレイスネットワーク」の一環として「ビジネスブース」の試行▽特大荷物コーナーの整備(2023 年度より導入予定)―を挙げている。

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