「与一西瓜」丸々と 大田原で収穫期迎える【動画】

与一西瓜の収穫作業=14日午前8時15分、大田原市藤沢

 栃木県大田原市佐久山地区で、地域ブランド「与一西瓜(よいちすいか)」が収穫期を迎えている。同地区の農家3軒が大玉と小玉の露地栽培に取り組んでおり、糖度が高くシャリっとした食感が特長という。

 同市藤沢、高橋博幸(たかはしひろゆき)さん(51)方では、約3ヘクタールに作付け。14日は高橋さんら5人で作業し、畑で丸々と育ったスイカを手際よく軽トラックに積み込み、自宅の作業場に運んで丁寧に拭き上げていった。

 6月半ばまでは成育が遅れていたが、下旬の暑さで大玉が一気に成長したという。高橋さんは「今年は発色も良く、糖度も乗った。スイカを食べて、みんな笑顔になってくれたらうれしい」と話した。

 収穫は8月中旬まで続く。同市南金丸の道の駅那須与一の郷で16~18日、スイカの試食などができる「与一すいか祭り」が開かれる。

与一西瓜の出荷作業=14日午前9時5分、大田原市藤沢

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