長崎特支で「カエルの授業」 生きものと触れ合う楽しさ学ぶ

生きものと触れ合って笑顔を見せる前山さん(左)=長崎市、長崎特別支援学校

 「かえる先生」の愛称で知られる長崎女子短大の松尾公則教授とゼミ生10人が11日、長崎市桜木町の県立長崎特別支援学校(中村由美校長、56人)で「カエルの授業」を開き、劇や歌などを交え、生きものと触れ合う楽しさを伝えた。
 体が不自由な子どもたちが身近な生物に触れる機会をつくろうと、同校が松尾教授を招いて実施。今年で6回目。
 授業ではまず、ゼミ生らが考案したミュージカル仕立ての劇で「かえるの歌」などを披露。カエルへの親近感が出てきたところで、子どもたちは実物のカエルやカメ、ウーパールーパーなどと対面した。4年の前山愛さん(9)は「カエルにいっぱい触れて楽しかった。怖くなかった」と笑顔を見せた。
 参加した長崎女子短大幼児教育学科2年の山下采夏さん(19)は「子どもたちが生物とどんな関わり方をすれば楽しくなるか、勉強になった」と話した。


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