佐藤可士和さん 制作のヒロシマ・アピールズポスター 広島市 松井市長に贈呈

ヒロシマの心を言葉を超えて伝える「ヒロシマ・アピールズポスター」。ことしの制作を担当したクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんから広島市の松井市長に作品が贈呈されました。

RCC

ポスターには「NO NUKES NO WAR」という文字がデザインされています。佐藤さんは、ユニクロなどのロゴをデザインした日本のグラフィックデザイン界の第一人者で、今回のポスターはおよそ3か月かけて完成させたということです。

RCC

制作の時期とロシアによるウクライナ侵攻が重なり、核使用の脅威を感じたことからストレートにメッセージが伝わるようにしました。「絶対いけない」という思いを込め、上の部分の「NO」が一番大きくデザインされています。

また、「O(オー)」や「0(ゼロ)」の色が黄色なのは「希望の光」をイメージしていて、「希望の光」がつながっていく願いが込められているということです。

RCC

クリエイティブディレクター 佐藤可士和さん
「必ず平和な世界がやってくる。希望を捨てないで、みんなで考えていくことが伝わればいい」

RCC

ポスターは、広島市の施設や市立の中学校・高校などに配布されるほか、原爆資料館で一般販売もされる予定です。

© 株式会社中国放送