客大勢にぎわった「古利根川流灯まつり」3年ぶり開催、大型灯籠250基登場へ 予約即埋まる人気遊覧船は

約1キロにわたり古利根川に浮く流灯=2019年8月3日夜、杉戸町の古利根川河川敷

 埼玉県杉戸町の風物詩となっている「夏まつり」が3年ぶりに開催される。例年2日間に渡り実施されているが、今年は規模を縮小、17日のみの開催となった。

 神輿(みこし)渡御や鼓笛パレードなどは行われず、大人神輿5基を近津神社前に展示するほか、露店約80店舗の出店を予定している。

 同町商工会は、「コロナ禍で祭りが開催できない状況が長引けば、祭りそのものが廃れてしまう。今年は感染状況を勘案しながら開催に踏み切った。来年はコロナ前のように大々的に催せるようプレイベントとしてつなげられれば」と話す。

 また、多くの観衆でにぎわう「古利根川流灯まつり」も3年ぶりに開催。今年は、ステージイベントや花火、流し灯籠などは行わず、8月3日から16日まで大型灯籠250基を古利根川に係留させるほか、初の試みとして6、7日のみ船を遊覧させる。同町商工会は、「久々の開催なので名物の大型灯籠を堪能してもらえれば。遊覧船は予約開始と共に埋まってしまうほど盛況だったので、来年度以降の実施も、検討していきたい」と述べた。

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